第17回安否確認訓練を、10月27日(土)に実施しました。

2018年10月27日午前9時30分、千葉県北西部(柏市近辺)にマグニチュード6.9の直下型地震が発生(発災)したとの想定で、
安否確認訓練を実施しました。
防災会役員と町会役員は、発災と同時に家族の安全と家屋に被害がないことを確認すると、「災害対策本部」立ち上げのため、
西山ふるさと会館(町会集会所)に駆け付けつけました。
そして西山ふるさと会館前に安否確認報告の受付窓口を設置しました。

 【今回新たに取り組んだこと】
      
①雨天時以外は、受付の設置を優先し、受付テントは少し落ち着いてから組み立てる。
       ②被害場所に派遣される要員は会館内で待機する。
       ③防災会会員にボランティア役を務めてもらう。

安否確認の状況は次の通りです。

1.発災と同時に、町民は家族の安全と家屋に被害がないかを確認し、家族の安全を確認した町民は門扉など
外から見える場所に「無事です!」カードを掲げました。安否確認を効率的に行うための工夫です。
2.家族の安全と家屋に被害がないことを確認した町民は、向こう三軒両隣・近隣住民の各戸を回り、安否確認を開始しました。「無事です」カードが掲げてあれば、安否確認を省略します。 3.安否確認中、家屋倒壊、火災発生などを発見した町民は「災害対策本部」に報告します。今回は訓練のため、「被害カード」を作成し、町民の協力を得て町内各所に「被害カード」を掲げてもらいました。
4.「被害カード」は、家屋倒壊、火災発生のほか、街路樹倒木、重傷者など数種類を用意しました。

5.西山ふるさと会館に「災害対策本部」を立ち上げ中です。会館前には「受付」を準備中です。

6.向こう三軒両隣・近隣住民の安否確認を終えた町民が災害対策本部に報告にやってきました。
7・受付は、町会独自の「安否確認」受付と、「柏市防災福祉K-Net」(災害時避難行動要支援者への支援制度)受付の2本建てです。左端が「K-Net」受付です。 8.災害対策本部に報告にやってきた町民の行列ができました。防災会役員が行列を整理しています。 9.受付は、安否確認・家屋倒壊等の報告を仕分けして後ろのカラーボックスに入れます。
10.仕分けられたカラーボックスの報告は会館内の情報収集整理班が「西山住宅配置図」に落とし込みます。
11.安否確認と被害状況をカラー付箋、カラーマジックボタンを使って落とし込んだ「西山住宅配置図」です。 12.情報収集整理班のそばで、災害対策本部長が住宅地図を見ながら派遣要員に指示を出しています。
13.重傷者(ダミー人形)を町内2か所に置きました。近隣住民が重傷者を発見し様子を見ています。 14.重傷者を発見した町民は直ちに災害対策本部に報告し、本部からの派遣要員が重傷者を担架に乗せて会館内の仮救護所に搬入します。
15.仮救護所に待機していた救護班が重傷者に応急手当をしています。
16.災害対策本部への報告が済んだ町民は、係員が2階の「災害時に役立つ備蓄品展示販売」コーナーへ誘導します。
17.各種の災害時用備蓄品(100円ショップ品)です。購入者が多く、住民の意識の高さがうかがえました。 18.2階には、ダンボール箱入り「ペットボトル飲料水」を用意しました。「実物をみると備蓄必要量がよく分る」との感想も聞かれました。
19.安否確認訓練は1時間余りで終了。11時から約1時間かけて「反省会」です。反省会で出てきた課題は整理して次回の安否確認訓練に役立てます。
なお、町内全戸を対象にした安否確認率は98.1%でした。