安否確認訓練を実施しました。

基本的考え方

  • まず、自助、自身の命を助ける。
  • 次に、共助のために、防災会の災害対策本部に来ること。家族、周囲の人の安否を本部に知らせる。
  • ライフラインの復旧等は公助による。 公助は自分で決定できるものではなく、参考の程度に過ぎない。
  • 災害対応力は、いかに災害をイメージできるかによっている。最悪最大を想定して活動するのがベスト。

安否確認訓練の概要

訓練内容

●全戸安否確認•本部報告訓練

  • 事前準備:安否確認表を各戸に配布しておく。
    • 被害札25枚をかけておく。
    • ダミー人形2体を配置しておく。
  • 訓練内容:安否確認を実施し、その結果を安否確認表にして災害対応本部へ持参、報告する。
    • 被害がない時も被害なしとして報告。
    • 本部は、入ってきた情報に対応し、また、被害状況を把握する。

●救助・救出訓練

  • 現場を確認後、最寄りの倉庫から担架を持ち出し救助、救出、搬送にあたる。 (救助.救出、搬送)

●防災グッズ展示

  • 100円ショップで買える防災用品(57点)の展示
  • 簡易トイレ、段ボールトイレの展示
  • ※服装
    町会ジャンパー、ヘルメット、町会内を動ける服装、軍手

安否確認訓練の手順

8:40

町会長、防犯部集合
事前準備

  • 安否確認表を配布しておく

当日準備

  • テント設営 •防災100円ショップ品の展示
  • 道路の一部利用コーン立て
  • 災害対策本部設置(K-net受付設営、一般受付設営)
  • ダミー人形2体配置 •被害札25枚の設置
9:30

発災・訓練開始

  • みがまえ訓練(シェイクアウト訓練)
     地震の際、下記3つの安全確保行動を身につけるための訓練です。
    「まず低く(DROP!)」「頭を守り(COVER!)」「動かない(HOLD ON!)」
  • 「無事ですプレート」の掲示(掲示していない家は呼び鈴で確認)
  • 安否確認訓練K-Net受付、一般受付

救助訓練

  • 救助訓練(被害状況礼の回収)
  • 救出(担架搬送要員)訓練:救出要員派遣・仮救護所での応急手当
11:00ごろ

反省会

  • 被害状況報告
  • 対策本部全員によるディスカッション(課題報告と改善策について)
  • 片付け後解散

災害対策本部設営準備

安否確認訓練の実施前に災害対策本部、救護室などの設営を行いました。
これまでの経験から、災害状況受け付け窓口では2名1組で対応することで、 災害発生直後、避難者が集中した場合に迅速に対応できるよう改善を行っています。

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災害状況受け付け窓口用のテントを設営します。 災害状況受け付け窓口では、2名一組で対応します。 西山町ふるさと会館に災害対策本部と救護室を設営します。

安否確認訓練

9:30発災・訓練開始、住民は、自身の身の安全確保を行なった後、自宅の玄関先へ「無事です」プレートを設置、ご近所の状況等を確認した上で、災害対策本部へ安否確認報告を行う訓練を行いました。

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9:30発災、全員でみがまえ訓練(シェイクアウト訓練)を実施。 住民の安否確認報告および被災状況や支援要請などを聞き取りし、災害対策本部へ情報を伝えます。 安否確認プレートを設置します。

柏市防災福祉K-Netへの取り組み

自力での避難が困難な要援護者に対しては、柏市が取り組んでいる「柏市防災福祉K-Net」を活用し、支援者が担当する自力避難が困難な要援護者の状態を確認し、災害対策本部へ報告する訓練も実施しました。

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K-Net用の受け付け窓口も開設します。 支援者から要援護者の安否確認情報の報告を受け、災害対策本部へ報告します。

災害対策本部の運営

災害対策本部では、住民から刻々と寄せられる安否確認情報や、街の被害状況などを整理し、住民の避難状況や救助班の派遣などの指示を出します。
街の被害状況については、あらかじめ被害状況を示すパネルを設置しておき、避難時に住民より被害状況が本部へ伝達されるか、伝達された情報が的確に処理できるかの訓練を行いました。

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災害対策本部へ寄せられる情報を町会の地図上に色分けして整理し、状況把握を行います。 街の状況については、地図上に色分けしてわかりやすく表現できるように工夫しています。 被害状況を表すパネルです。他にも火災、倒壊などを表すパネルが街中に設置されます。

救助・救出訓練

ダミー人形を使った、救助訓練を実施しました。
災害対策本部に寄せられた負傷者情報を元に、救出班の派遣と搬送、災害対策本部に設置されている救護室での応急手当訓練を実施しました。
この訓練については、救助、応急処置の訓練のみではなく、災害時に住民から災害対策本部に情報が通達されるか、災害対策本部で的確に救助指示が行えるかといった観点も含めた訓練となっています。

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ダミー人形を使った救助訓練を行います。負傷者の情報も、避難住民から災害対策本部に通知されるか訓練します。 救出班による負傷者の搬送を行います。搬送先は本部に設置された救護室まで搬送します。 救出班による負傷者の応急手当訓練です。実際に処置を行い災害時に備えます。

防災グッズ展示(57点)

災害対策本部の置かれた西山町ふるさと会館では、住民のみなさんに100円ショップで揃う防災グッズの紹介や、段ボールで作った簡易トイレなどの紹介を実施しました。

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100円ショップでも多種多様な防災関連グッズが揃います。 参加者にはかなりの好評を得ています。 段ボールで作った簡易トイレ。いざというときには必要になる物です。

安否確認訓練 反省会

安否確認訓練終了後、西山町会、防災会の関係者全員で反省会を実施しました。
今回実施した訓練での感想や反省点など出しあい、次回に向けた話し合いを行いました。

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町会長挨拶。 町会防災会長挨拶。 今回の反省点や課題などの話し合いが行われました。

西山町会会報(10月)

1025-22