防災会の行動

個人の行動

災害発生時(家にいるとき)

(1)昼間の場合
  • 身を守る
  • 火の始末をする
  • 火災が発生したら 大声で助けを呼ぶ
  • 出入り口まで移動する
  • 出入り口の選択 ドアか窓か
  • 非常持ち出し袋を持つ
  • 外に出た方がよいかの判断
  • 家の中に閉じ込められたら
    • 自分の存在を知らせる
  • 避難場所や避難所に避難する時には
    • 誘導を求める
    • 混乱状態の人混みに巻き込まれない
    • 安全な避難経路の選択
(2)夜間の場合
  • 身を守る
  • 周囲の状況の把握
  • 脱出・避難
    • 支援を求める
    • 懐中電灯
    • 連れて行ってもらう
  • 取り残されたら
    • 自分の存在を知らせる
    • 明るくなるのをまつ
    • 体力消耗をさける

避難所での生活

  • 避難者カード(登録、安否確認など)への記入※参照Ⅰ「避難者カード」(別ウィンドウ)
  • 予定避難所以外の場合 自分の居場所の連絡
  • 施設設備や案内図の確認
  • スタッフの指示に従う
  • 心配ごとは相談窓口へ
    • 妊産婦の場合
    • 乳幼児がいる場合
    • 精神的問題がある場合など
  • ペット 指定飼育場所へ
    • 介助犬は許される場合あり

防災会・町会の行動

平常時の対応

《水の供給》
  • 給水装置の点検・整備
  • 最寄りの給水拠点の場所・経路の把握
《食料・生活必需品の調達など》
  • 調達(備蓄品)の選定
  • 備蓄倉庫の整備
  • 集積地の選定
  • 避難所への輸送経路・輸送方法の確立
  • 物資の調達先の確保
  • 物資の配分方法
《し尿・ごみ処理》
  • 収集可能な場所の選定
  • 簡易トイレの準備
《情報の収集・伝達》
  • 情報収集のための各種機関の連絡先一覧表の作成
《傷病者対応》
  • 関係機関との連絡体制
  • 健康相談票などの様式整備
  • 避難所・医療救護所・医療機関等が記載された地図の準備
  • 《住民への普及啓発》
  • 健康管理
    • 定期的なヘルスチェック、常備薬などの確保
  • 食生活
    • 災害に備えた各家庭での食料備蓄
    • 乳幼児・慢性疾患患者などに配慮した食品は個人で確保するよう周知
    その他
  • 地域の実情に応じ、災害時に必要とされるものの準備など

避難所運営

3時間後まで
  • 水道・電気・ガス等ライフライン施設の被害状況の確認
  • 避難者・帰宅困難者の受け入れ
  • 避難者カードの配布・回収
  • 施設職員及び地域代表者で組織編制
    • 運営本部の設置
    • 被災者等への対応窓口の設置
    • 仮救護所の設置
    • 班の編制及び各班リーダーの選出
  • 井戸水やプールの水の状況把握、使用(主に生活用水)
  • 「給水拠点」の確認及び給水(飲料水)
  • 備蓄物資の配布
  • 水洗トイレの使用の可否の確認
6時間後まで
  • 避難者の把握
  • 体調が悪い避難者の移送
  • 不足する物資の把握、市などへの供給要請
  • 救援物資の配布
  • 仮設トイレなどの設置
  • 掲示板の設置

1~3日後まで
  • 生活環境の整備
  • ごみ臨時集積所の設置
  • 生活ルールの確立(ごみ排出、消灯時間など)
  • テレビ・ラジオ・電話・FAXなど情報収集伝達ツールの設置
  • 炊出し用食料の提供呼びかけ及び炊出し
  • ボランティアの要請
  • テレビ・ラジオ・電話・FAXなど情報収集伝達ツールの設置
  • 食料・飲料水・毛布など不足品の把握と供給要請
4日目以降
  • 施設管理者・避難者及びボランティアとの協働による組織運営
  • 食生活への支援(炊出し・救援物資の配布など)

減災活動

個々人への避難・減災方法の周知

(1)昼間の場合
  • 順番
    • まず、揺れに対して身を守り、次に火災対応をし、それから避難をする。
  • 火の始末
    • 可能であれば行う。
  • 火災が発生したら
    • 大声で回りを呼び、可能なら、消火する。 天井まで炎が上がれば逃げる。
  • 火災から逃げる時
    • 火元から遠い出入り口まで移動する。建物は必ず2方向の逃げ口があるはず(2方向避難)。日常から避難経路を考えておく。
  • 非常持ち出し袋
    • 火事の場合、時間があるなら持つ。地震の場合は、あとで取りにもどればよい。
  • 外に出た方がよいかの判断
    • 揺れているときは出ない(防災ずきんは、落下物には弱い。)。まずは、様子をみる。
      柱がギシギシと鳴るなど恐怖を感じたら、外へ出る。2階にいる場合は、1階が潰れる可能性があるので、動かない方がよい。
  • 家の中に閉じ込められたら
    • 自分で脱出できない場合は、人がいることを知らせる(音を出す。声は続かないので、笛などが良い。)。
      要援護者リスト(支援が必要な人のリスト)に登録されている人は、支援者から安否確認がされる。
      「無事です」プレートを掲示することで効率的で確実な安否確認ができる。
  • 避難場所や避難所に避難する時には 
    • 災害によって通行困難になる道がありえるので、安全な避難経路を用いる。広い道路の確認とその他複数の経路も把握しておく。
      避難補助は、安否確認の後に行われる。
(2)夜間の場合(寝床にいるとき)
  • 身を守る
    • 笛(自分の居場所周知用)、靴(割れた窓ガラス・食器類対策)、水(閉じ込められた時用)を寝床の近くに用意しておく。
  • 周囲の状況の把握
    • 懐中電灯などの携帯型照明も用意しておく(揺れで飛んで行ってしまうので、両面テープ等で柱などに固定するタイプのものが良い)。
      火が迫っていたら急いで逃げる。
  • 脱出・避難
    • 支援を求めるのには、笛など音を出すと効果がある。
      携帯型照明には、懐中電灯よりヘッドランプの方が手が空いてよい。
      避難時優先されるのは、自分で判断可能な高齢者より、保護者からはぐれた乳幼児、小学生など。
  • 取り残されたら
    • 存在を示す。声は続かないので、音を出す。
      明るくなるのを待つ(火に追われたらこの限りではない)。
      体力消耗をさける(無駄に動かない)。

要援護者登録

  • 障碍などの事情のある人の場合は、希望すれば要援護者リストに登録され、優先的に安否確認がされ、避難補助を受けられる。
  • 障碍などの事情のある人とは、65歳以上(高齢者)、年齢関係なく一人暮らし、乳幼児、妊産婦、障碍者である。
  • 登録情報は、防災会長と防災会担当役員、二人の民生委員の計4人だけが知りうる。町会長は含まない(毎年のように変わるので、知られたくないという希望有り)。
  • 特定の支援者(向こう3軒両隣、できるだけ複数が望ましい)から被害ありの報告が入ったところから要保護者として救助に入る。

災害対応訓練

災害時対応方針と役割分担の決定

安否確認訓練

避難所運営訓練

※参照Ⅹ「避難所運営訓練」(別ウィンドウ)

  • 体育館(実際の避難所)を利用する。体育館の機能の周知、役員関係者の意思疎通に良い。
  • 保護者の引き取り訓練と同時に、近隣町会と合同で行う。学校側と整合が図られる。
  • 訓練前に準備(避難所内のエリア識別図面をはっておく、札を貼るなど)をする。避難所のエリアを町会ごとに決めてある。さらに、受付、救護所、本部、相談窓口、要援護者エリアも決めてある。
具体的スケジュールの例
13:48 保護者・児童なども含め、体育館の前に避難する。
確認後、避難者を避難所に入れる。
各町会ごとのエリアに入る。
学校長・教頭・地域役員らで運営会議を行う。
救護班が体調チェック表を持って回る。熱がある人などについては隔離や移送を考える。
物資到達。物資班が各町会ごとに仕分けする。
仮設トイレの組み立て(格納箱からだしてから撤収するまで30分・小学6年生が担当)。
三角巾の使い方を講習する(小学5年生と保護者が対象)。
アルファ米、水の配布をする(持ち帰ってもらう)。
15:45 終了