【活動報告】 3月9日(土)、大地震発生時を想定し、持ち寄った食材を使用した「炊き出し訓練」を西山ふるさと会館で実施しました。

1.昨年に引き続き、今年も西山ふるさと会館(以下「会館」)で、ポリ袋調理を行いました。今回は災害時を想定し、持ち寄った食材を使用した炊き出し訓練です。会館前で、町会所有の炊き出し釜2基を使います。 2.防災会員や町民が持ち寄った食材を前にどんなメニューにしようかと、給食給水班が検討をしています。 3. この食材はポトフ(野菜鍋料理)になるようです。
4.今回集まった食材で、ポトフ・煮物・味噌汁・鯖缶味の白菜サラダ・茹ブロッコリー・即席漬物の6種類ができそうです。主婦の知恵は素晴らしいです。 5.想定外で作った即席漬物については、会館内に備蓄してある紙コップを食器にしました。これも主婦感覚での工夫でした。 6.これは野菜の煮物です。味付けはめんつゆ、ポリ袋は市販の食品用ポリ袋です。これを会館前の炊き出し釜の熱湯でゆであげます。
7.会館前では、ガソリンを動力とする発電機を稼働して炊き出し釜で湯を沸かしています。水は会館内に備蓄しているペットボトル飲料水を利用しました。賞味期限の近いものから使い、訓練後に新しいものを補充します。 8.ポリ袋を使うと、同じ釜で味の違うものが同時に出来上がります。釜も汚さないし、ポリ袋をそのまま器に被せて使うことができるため食器も汚さず一石二鳥です。 9.主食はアルファー米です。しそわかめご飯とチャーハンの2種類を用意しました。アルファー米は、家庭では一人用が便利ですが、炊き出しの時はカートンボックス50人用を使います。
10.カートンボックス50人用アルファ米入りの大袋に沸騰したお湯を入れ、20分程蒸らしてご飯が出来上がりました。 11.カートンボックス50人用アルファー米に同梱されているプラスチック容器に、ご飯を一人分ずつパックします。ご飯が余ってしまったので残りは大きめのおにぎりにしました。 12.ちょうど料理の準備ができあがったころ、町民が食べに会館にやって来ます。会館内で食べる人もあれば、家族分と一緒に自宅に持って帰る人もあります。また、足腰に不安があるなどして会館に来られない方には防災会役員がお届けしました。
13 持ち寄った食材を使って、本日はこれだけの料理が出来ました。

14.ガソリン発電機と炊き出し釜は会館前で使用しましたが、その他の防災資機材についても町内の第三公園で稼働確認をしました。 15.会館には停電に備えた「非常電気」(非常用電源配線)が設置してあります。この非常電気配線をガソリン発電機と接続して、会館内の照明やコンセントが稼働するかテストしましたが、無事に通電しました。