【活動報告】 第18回安否確認訓練を令和元年(2019年)10月26日(土)に実施しました。

安否確認訓練は平成14年(2002年)以来毎年秋に実施し、過去の訓練の反省点を踏まえて少しずつ改善しながら18回目となりました。

【今回の重点項目は次の通り】
  ①報告に来た町民さんを「ボランティア」として募集する
  ②柏市防災安全課職員さんに参加していただき、情報整理のアドバイスをいただく
  ③想定被害を全町会に置く

1.事前準備として「被害ポスター」を7種類作成し、町民の協力を得て自宅の玄関など24カ所に掲示しました。 2.大地震で住宅が火災が発生しました。大火災を示す「被害ポスター」です。
3.道路をふさいでいる倒木で障害になっています。倒木を示す「被害ポスター」です。
4.人が道路わきに倒れています(手製のダミー人形)。重量は40kgもあり一人では動かせません。 5.ダミー人形は2体あり、この人は胸部に重傷を負って救助を求めています。 6.被害がない家は「無事です!」プレートを門扉などに掲げます。安否確認を効率的に行うための工夫です。
7.午前9時半に大地震が発生。多くの町民は向こう三軒両隣に被害がないか見て回っています。 8.安否確認をした町民は災害対策本部(西山ふるさと会館に設置)に報告してもらいます。安否確認の洩れを防ぐためです。 9.西山町会役員(町会運営委員)と防災会役員は、自宅に被害がないことを確認したあと、災害対策本部立ち上げるため、西山ふるさと会館に駆け付けます。
10.災害対策本部がまず最初にすべきことは「受付」です。雨天の場合はテントを張ります。 11.受付は二つあります。一つは町民による安否確認の報告のための受付です。 12.もう一つは「柏市K-Net制度」の報告のための受付です。柏市の防災福祉制度で、登録支援者が登録要支援者(自力行動が不安な市民)の安否を報告する制度です。
13.早くも(1)安否確認報告のため、(2)柏市K-Net制度報告のため、災害対策本部前に長蛇の列ができました。 14.いよいよ受付開始です。報告が集中するため、受付は超多忙かつ大混雑です。 15.災害対策本部の情報収集班は受付から回付された被害情報を西山住居配置案内図に落とし込んでいます。
16.地図への落とし込みは市販のマジックボタン・付箋・蛍光ペン・色鉛筆を使います。 17.これは「被害地図色分け」マニュアルです。 18.これは「マジックボタンの色分け」マニュアルです。
19.災害対策本部に協力したい町民(ボランティア)のため、ヘルメット、腕章、椅子を用意しました。 20.災害対策本部から派遣した救助部隊が重傷者(手製ダミー人形)を担架にのせて戻ってきました。 21.救護班が重傷者の応急手当中です。救護班には看護師経験者を配しています。
22.安否確認訓練終了後の反省会です。訓練に参加した町会役員(運営委員)、防災会役員、柏市役所防災安全課職員、他町会からの視察者が出席者です。 23.柏市役所防災安全課職員から情報整理について有効なアドバイスをいただきました。 24.災害対策本部長(町会長兼防災会長)が講評と謝意を述べて訓練は終了です。