学校地域合同避難所運営訓練を実施しました。

平成28年9月5日、酒井根西小及び近隣町会合同の避難所運営訓練を実施いたしました。
9月5日の13時55分に発災した事を想定し、下記スケジュールにて訓練が行われました。

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時間 訓練項目 内容
13:15 体育館準備
13:55 発災 参加住民各自避難開始
14:00 広報 訓練説明・実況案内
14:10 避難所安全点検 体育館の安全を確認する
14:15 避難所開設 避難者・保護者入場
14:20 避難所の運営 避難者カードの配布
14:45 避難所運営本部の設置
14:50 避難所運営会議の開催①
訓練後の構内視察の打ち合わせ
15:00 避難者カード回収・集計
15:05
  • 仮設トイレ到着・体育館内へ搬入
  • 救護物資・町会ごとに仕分け配布
  • 三角巾講習会(5年生・保護者)
  • 仮設トイレの組立と撤収(6年生)
16:10 挨拶・講評
16:15 後片付け
16:15
  • 避難所運営会議の開催②
  • 休日・夜間の対応
  • 被災時の校内の共有フロア視察

●参加人数についてはこちら

体育館準備

各担当にわかれ、避難所の設営を行います。
実際の避難の際、避難者が押し寄せ、誰がどこにいるのか確認できない、物資が避難所に運び込めないなど様々な問題が発生することが想定されます。そのため、設営の際はまず居住区単位でテープで仕切り、通路と避難スペースを区切るところから始めます。
混乱せず避難者を受け入れるため、各自協力しててきぱきと設営を進めます。
避難所の設営と同時に、ペットボトルのふたを使った「割れガラス体験」の準備も行います。体験時に怪我をしないようにふた以外のものが混入していないか念入りに確認しました。

学校地域合同避難所運営訓練 学校地域合同避難所運営訓練 学校地域合同避難所運営訓練
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訓練説明・実況案内

避難所設営後に、訓練内容の説明と注意事項の連絡が行われました。
今年は地震や台風などで全国各地で甚大な被害がもたらされるなど、改めて被災時の対応について考えさせられました。
予測できない災害に対し、「訓練を繰り返すことにより、訓練以上のことはできなくても、訓練でやってきたことを活かす」という目標を再確認し、避難所運営訓練が開始されました。

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避難所安全点検&運営

訓練開始後、建物の被害を調査を行いました。
避難所となる体育館の外と中を見回り、亀裂がないか、落下・窓ガラスの破損等の危険がないかをチェックリストを元に確認を行いました。この点検で異常が認められた場合、避難所は開設されません。
建物の安全を確認したあと、避難所を開設し、避難者の受け入れを行いました。

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避難所運営会議の開催①

避難所開設と同時に、避難所運営本部による会議が開催されました。避難所は受け入れが完了すれば終わりではなく、避難所の生活におけるルールや物資の受け入れについて等、検討すべきことが多々あります。
ここでは、各代表が集まり、発災から24時間の間、2日目以降からの実施・検討すべき事項について話し合いました。

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割れガラス体験

昨年と同様のペットボトルのふたを割れたガラスに見立てた割れガラス体験を実施しました。
この体験は小学生に大人気で、毎年「痛い!」「進めない!」といいながらも、楽しそうな姿がみられます。
防災会メンバーは被災時のガラスがどれくらい危険なのかを参加者に伝えていました。

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三角巾講習

酒井根西小の5年生の児童と保護者を対象とした三角巾講習を行いました。
救護班がお手本となり、ポイントをしっかりとおさえた説明を行います。説明後に実際にペアを組み、交互に三角巾で応急処置を行います。救護班のお手本とポイントを思い出しながらも、しめつけがきつくないか、固定がきちんとできているか、ペアの相手に確認しながら応急処置を行っていました。

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仮設トイレの組立と撤収

酒井根西小の6年生は児童のみで仮設トイレの組み立てを行います。
災害時は、子どもたちも戦力になります。そのため、子どもだけでも説明書を確認し、協力しあいながら仮設トイレの組み立てができるようにと訓練のプログラムに盛り込まれています。
さすが6年生!皆で考え、協力しながらどんどん組み立てていき、滞ることなく、組み立てと撤収が終了しました。

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新聞紙スリッパ作成

三角巾講習、仮設トイレの組み立て・撤収と同時に、新聞紙スリッパの作成講習を行いました。
新聞紙スリッパは簡単につくれるため、他の訓練時も行っています。
災害時は靴を履く暇なく、避難しなければならないことも想定され、また、避難所のトイレは不衛生になっていることもあります。そんなときに簡単に手に入る新聞紙を使ったスリッパが活躍します。また、履いてみるとあたたかく、寒い時期には保温にも役立ちます。

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挨拶・講評

避難所運営訓練の終了後、挨拶と講評がありました。

学校地域合同避難所運営訓練 学校地域合同避難所運営訓練 学校地域合同避難所運営訓練
西山町会防災会 会長 酒井根西小学校 校長 酒井根町会 会長
酒井根地域ふるさと協議会 会長
学校地域合同避難所運営訓練
柏市防災安全課 統括リーダー 

避難所運営会議の開催②

避難所運営訓練が終了後、酒井根西小学校の校長室で本日2回目の避難所運営会議が開催しました。
この会議では、休日・夜間時の避難所運営本部の立ち上げと役割、酒井根西小学校の校内の共有スペースの確認を行いました。
休日や夜間に発災した場合、集まった人数で役割を分担する必要があります。限られた人数で避難所に避難者を誘導するまでの間、車できた避難者の誘導・負傷者の対応などを検討しました。
また、校内の共有スペースの確認は実際に校内を回り、開放出来る教室の順位決め、仮設トイレの設置場所、ごみ置き場の確認や学校保管物資の確認と利用方法について等を話し合いました。

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各町会の参加人数

今回実施した避難所運営訓練の参加人数です。(避難者カードから集計)

町会名 合計
酒井根 70 33 37
東山 39 19 20
西山 74 27 47
ヴェルドゥムール 37 19 18
合計 220 98 122