第15回安否確認訓練を10月1日に実施しました。
2016/10/01
平成28年(2016年)10月1日、 震度6強・マグニチュード6.9の地震が発生した事を想定した安否確認訓練を実施しました。
昨年の訓練では、実際の災害時により近い状況で訓練を行うために、防災会メンバーも発災した後にふるさと会館に参集し、災害対策本部を設置するといった訓練を行いましたが、課題も多く残りました。
今年の訓練では、昨年出た課題を改善し、新しい取組みを行いました。(※昨年の反省点と課題についてはこちら)
【新しい取組み】
- ワンタッチ式のテントの導入
- 案内表示の吊り下げスタンドの導入
- 受付と情報収集班のマニュアルの導入
時間 | 訓練項目 | 内容 |
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9:30 | 発災 | 発災と同時に自分の身の安全の確保 |
災害対策本部設置 | 参集してきた役員でふるさと会館内に設置 | |
安否確認 |
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ふるさと会館集会室へ参集 |
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救助 |
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会館2Fで防災用品の説明・展示 |
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11:00 | 反省会 |
安否確認および災害対策本部設営
9:30発災&訓練開始です。
各参加者は身の安全を確保し、玄関ドアなど外から見えるように「無事です」プレートを掲示後、向こう三軒両隣の安否確認を行い、事前に配布された「安否確認表」に記入し、ふるさと会館内に設置された災害対策本部へ報告を行います。
防災会メンバーは本部の設営を開始します。今年は10分もあれば女性でも組み立てられるワンタッチ式のテントを導入しました。
昨年は旧式のテントを設置している時間も人員もいなかったため、会館内に本部を開設しましたが、今年は参集後すぐにテントを設置、机を運び込んで本部を開設するまで10分しかかかりませんでした。
設営中も報告する参加者が集まってきました。昨年は本部設営に時間がかかり、設営と報告が同時に行われ、混雑してしまいましたが、ワンタッチ式テント・案内表示の吊り下げスタンドの導入&外へ本部を設置したことで、大きく混雑することなく被害状況の受付を実施することができました。
被害状況を把握する情報収集班も、昨年は地図に被害状況を落とした後の流れが人によりばらばらになってしまいましたが、今年は流れを記載したマニュアルを導入・活用したことにより、大きな混乱なく、運営することができました。
また、会館2階では100円ショップで手に入る防災用品や簡易トイレ、ダンボールトイレの展示を行いました。
救助・救出訓練
救出班の派遣と搬送も実施しました。
今年は地域の小学校のお父さん達で作っている「酒井根地域おやじの会」のメンバーが訓練に参加し、テント設置・組み立てと負傷者(ダミー人形)の救助・救出を行いました。
災害対策本部から報告された負傷者情報を元に負傷者(ダミー人形)を搬送するための担架を防災倉庫から持ち出し、救助に向かい、会館内の仮救護所に負傷者(ダミー人形)を運びます。「おやじの会」メンバーの若いお父さんたち、とても頼りになりました!
ダミー人形は2体あり、それぞれ負傷状況が違います。救護班は負傷者(ダミー人形)の状況を確認し、負傷状況に合わせた応急手当を行いました。
被害状況報告
ダミー人形の負傷者の他に、被害状況札を設置します。住民さんは向こう三軒両隣の安否確認の中で札を発見し、安否確認表に記載して本部報告を行います。
反省会
被害状況報告・救助終了後、反省会を開始しました。
今回は昨年と比較し、改善点が多数ありましたが、課題も残りました。